プログラム言語の多くは、英語による表記方法を採用しています。
これはコンピューター技術がアメリカを中心に発展を遂げたことや、英語が国際的に通じる言葉であることが関係します。
しかしプログラマーになるためには、必ずしも英語の知識が必要ではありません。
実際にソフトウェア開発の現場で働くエンジニアの中には、英語が苦手という開発者も少なくありません。
確かにプログラミング言語には多くの英語が使われているものの、その単語の数は会話に使われる語彙に比べれば限られています。
プログラミング言語で使われている必要最小限の英単語を覚えさえすれば、ソフトウェア開発はできるのです。
ただし、高度なソフトウェア開発の分野に挑戦しようとすれば、英語の重要性は増します。
専門的なソフトウェア開発の資料は英語で書かれている場合が多く、内容を理解するため英語の文章を読み解く力が求められます。
また海外のプログラマーが書いたコードのソースを読む際には、コメントの英語も読解できた方が理解が進みます。
日本から海外へと進出してソフトウェア開発の仕事に従事する場合、クライアントとの交渉や海外のソフトウェア開発者とのコミュニケーションのため、英語能力の重要性が高くなります。
このようなことから、まずプログラマーとして出発するには英語は必要ではないとは言えません。
さらに上を目指すならいずれは、読解やコミュニケーションができる英語力は必ず必要になってきます。